ブログを始める時に、最初に決めるのがテーマです。ブログテーマの決め方に悩む人はかなり多いのではないのでしょうか。
というのも私自身もガッツリ悩んだ一人だからです。結論から言うとブログのテーマは自分の好きなことでいいです。一つに絞った方がいいとは限りません。
よく、ブログのテーマは一つに絞る方が良いと言われますよね。ではどうして一つに絞った方が良いと言われるのか?
ブログテーマを一つに絞った方が良いと言われるのはなぜ?
これは一言で言えば、専門性の高いサイトは価値が高いと言われているからです。
Googleに最も好まれると言われているのは、読者の検索意図を考慮した役に立つ充実した内容の情報サイトです。そういうサイトの評価は高く、検索上位にも上がりやすいと言われています。要するにSEOに強い。もちろん、内容がスカスカなブログは例外ですが。
読者目線でも、一目でテーマが何かわかった方が読みやすいし、自分の知りたい情報をサイト内で探しやすく、これらは読者に親切であるということも言えます。
そして、ブログを収益化することを考えた時、テーマを絞った方が広告のジャンルも絞られ、アドセンスにしてもアフィリエイト広告にしてもよりテーマに沿った広告を読者に提供することができます。同時にそれは収益の差を生むことにもなります。
例えば、パソコンが好きでパソコンに特化したブログと、パソコンのことの他に美味しいモノの情報や使って便利だった雑貨のことなども入り混じって書いてある雑多なブログの両方に、パソコンの広告を設置したとします。
どちらのブログからがより多くのパソコンが売れるか?と言ったら普通に考えて前者のブログだと言えます。
実は私のビジネスパートナーがパソコン関係に特化したブログを運営しているんですが、毎日のように・・というのは大げさですが、かなりコンスタントにパソコンが売れています。人ってこんなに簡単にパソコン買うんだねー( ゚Д゚)と内心ビックリ笑。
でも、それはやはり専門性の高いブログサイトだからだと思います。
じゃあやっぱりブログテーマは一つに絞った方がいいのかな?
それがそうとも限らないんですよ。
ブログテーマを1つに絞った方がいいとは限らない3つの理由
ブログテーマを一つに絞ることはメリットも多く、できるならそうした方がいいとは思います。
ですが、そもそも人って一つのことをずっと書き続けることができるんだろうか?という疑問が生まれたんです。というか、私が実際にやってみて一つのことを書き続けるってタイヘンだ!と思いました。
ネタが尽きる
そう、まずネタが尽きる。いくら好きなことでも永遠に書き続けるなんてできない。(厳密に言えば「永遠」ではないですけど...!)
ネタが尽きるとブログを更新できなくなり、、結局放置状態に。。だって書けないんだもん。
せっかくブログを始めたのに一つのテーマにこだわることでブログそのものが頓挫してしまうことも。これでは始めた意味がないですよね。
書くこと(=稼ぐこと)ありきになる
ネタが尽きるというのはアウトプットばかりしてインプットしないから起こるんじゃない?なんて思ったりもしますが、好きなことをブログでカタチにするのに、好きだから自然にインプットするならいいんですよ。
でも、悲しいかな「ブログネタにするためのインプット」になりがちなんです。これじゃまるで何かに追われ、やらされている感じがしてブログ書くことありきになってしまいます。
ブログで収入を得たいと思っている人は、なおさらそれが「書くことイコール稼ぐことありきのインプット」になっていくと経験上思います。
収入を得るためならそういうことも必要だという人はいるかもしれません。でも私は「嫌だな、苦痛だな」と感じながらのブログ構築って意味がないと思っています。
私がお伝えしているのは、好きなことをブログでカタチにすることで人の役に立ち、かつ自分が心地よいと思える暮らしを手に入れ、その結果としての収入なので、ブログ運営自体を楽めることがとても大切なのです。
それに、楽しめなければ続きませんからね。テーマを一つに絞ることでブログを楽しく書けなくなるのであれば本末転倒。続かなければ何もカタチにはならないのです。
楽しみながら続けられることが大事なんだにゃ(・∀・)
興味が広がるのは自然なこと
ここでちょっと視点を変えてみます。そもそもテーマってなんでしょう?調べると簡単に出てきますね。
テーマとは「主題」のこと。
ブログテーマを決める時に、私は食べることが好きだから「食」をテーマ(主題)にしよう、一つに絞った方がいいと言うからその中でも大好きな「パンケーキ」に絞ろう、よし!テーマは「パンケーキ」だ!
テーマを一つに絞るってこういうイメージでしょうか。
これでずっと書き続けられるならものすごくいいことだと思うんですが、でも食べることが好きな人が「パンケーキ」だけで満足できるでしょうか?
パンケーキを出すカフェの別のスイーツにだって興味が湧くし、そのカフェがとても美味しいサンドイッチを出しているならランチだって食べてみたいと思うのが自然ですよね。それに読者だって知りたいと思うのでは?
こうなると、どんどん広がっていきます。私はこれが自然だと思うんですよ。人はいろいろなことに興味を惹かれますから、それを無理に型にはめようとするのではなく、もっと柔軟でいいと思うんです。
柔軟に、「食」を大きなテーマとし、パンケーキが好きだからカフェを中心にしながら時には別のスイーツや美味しいモノの情報を発信した方がネタは尽きることなく、しかも好きな「食」を楽しみながら運営できるかと。
まとめ~ジャンルという概念を持つ
ブログテーマ決め方 1つに絞った方がいいとは限らない3つの理由
■ 書くことありきになると苦痛になるから
■ 興味が広がるのは自然なことだから
私は「好きなことをブログでカタチにすること」をお伝えしていますので、ブログ運営を楽しく続けることに重きをおいています。そして、ブログを収益化したいという人の気持ちもとてもよくわかります。
確かに、テーマは絞った方がいいと言われています。専門性の高い方がSEO的にも読者の為にもいいことはいい。それができるならその方がいい。ただ、一つのテーマジャンルにこだわるあまり
■ 書くことありきの中身スカスカな記事 ⇒ 誰にも読まれなくなる
このようになるくらいなら、テーマを絞らずに読者の役に立つ記事を書いた方が良い結果が出ると思いますよ。
そこでぜひ考えて欲しいのが「ジャンルという概念を持つ」ことです。
ジャンルとは「種類」のこと。
「食」というテーマで書くにしても、和食、洋食、中華、イタリアン、フレンチ、焼肉、スイーツ、パン、ラーメン、カフェごはん、家庭料理、郷土料理、レシピ、調味料などなど、思いつくままざっとあげてもこんなにあります。
さらに、例えば映画やアニメ、小説、漫画などに出てくる魅力的な食べ物だって「食」と言えばそうですよね。
大きなテーマ「食」を軸にして、好きなジャンルを書いていく方法もアリだと思います。
もっと言ってしまえば「食」とは全く別の切り口であっても、結果的に「食」という軸に絡ませていくことでブログのテーマから大きく離れることはなくなります。そういう意味で言えば、大きな軸をしっかり設定して複数のテーマで書く、ということも視野にいれてもいいと思います。
何より楽しんでブログを作っていくこと、これが一番です。